登録 : 2012.10.23 20:19 修正 : 2013.01.29 10:18

キム・ドンチュン聖公会(ソンゴンフェ)大社会科学部教授

 文在寅候補側は親盧核心数人を退かせた。 そして前回は参与政府をきちんと復碁してみようと提案し 「参与政府は財閥改革を正しくできなかった」として「市場万能主義が時代的潮流であった内部的環境ばかりを恨むことはできない。 経済民主化と財閥改革に対する認識が不足していたし、力量が不足していた点を認める」とも話した。 ところで親盧数人が退いて、文候補が公務員労組と湖南(ホナム)の人々に謝ったからと言って足踏み状態の支持率は上がりそうにない。

 私たちは「参与政府はなぜできなかったのか? どんな力量が不足していたのか?」を再度尋ねざるを得ない。 なぜなら国民は、政権交替が意味深長な変化をもたらしうるという確信を持てずにいて、文在寅・安哲秀(アン・チョルス)の両候補が語る経済民主化や財閥改革の公約が守られるという保障がないためだ。

 参与政府の失敗は最近米国、シカゴで発生した教員労組ストライキと類似した側面がある。 オバマの右腕である民主党教育首長の新自由主義教育政策に教員労組が反発したことによってオバマに深刻な打撃を与えたためだ。 参与政府初期に貨物連帯のストライキが政府を困惑させ、その後の労働弾圧政策が労組に背を向けさせたことと似ている。 いくら改革の真正性を強調しても、その潜在支持勢力を失望させるならば結局は大統領府だけで孤独な戦いをせざるをえない状況に置かれることになる。

 事実、参与政府主役の立場から見ればつれないと感じるだろう。 党は遠くに立って見物しているだけで、労働・市民社会勢力はことごとにケチをつけたり気短かに要求し、財閥と外交・経済部署官僚らが脅迫するなら、その中間で選択できる政策的可能性は殆どない計算で、すべての改革作業は水泡と消えるほかはないためだ。 ところで、こうしたことは米国と同じように進歩政党と労組勢力がきわめて脆弱だったり、全く拠って立つところがない韓国で中道改革勢力が処した避けられない現実だ。

 ‘参与政府の復碁’、事実あまりに遅かった。 しかし今からでもきちんとしなければならない。 それならなぜ新自由主義チ潮流に反論する勢力を動員できなかったのか、なぜ三星(サムスン)の擬制と経済官僚らの要求をそのまま受け入れざるを得なかったのか、今ならばどのようにできるのかを語らなければならない。 もちろん自身の誤りを認めることは容易なことでない。 しかし李明博政府に大きく失望しながらも野党圏候補に歓呼できない数多くの中道勢力がいて、彼らを投票場に来させられない限り野党圏が執権することは難しいことも厳然たる事実だ。

 もちろん私たちは参与政府の座礁理由をある程度は知っている。 韓国には与野党政治勢力の上に国家階級が存在する。 保守言論と検察、司法府は政界の外にある事実上の政治集団だ。 人的構成とイデオロギーの側面でこの集団は軍事独裁時期以後全く変わらなかった。 それでこれら勢力の妨害のために野党圏候補が単一化されても大統領選挙で勝利することが容易でないが、たとえ勝利しても彼らに再び包囲される可能性が高いのも事実だ。

 そのために文在寅候補は民主党をどのように変化させ、政権継承政党としての位置づけを確固たるものにするのか、どのようにして市民の力を動員し反改革勢力を制圧するのか、その方策を提示しなければならない。 過去より更に多くの国民が今後は成長より福祉と分配を選び、財閥改革の必要性にも共感しているではないか? それなら‘旧時代の末っ子’の誤りを一層果敢に認め‘新しい時代の最初の走者’であることを見せてくれなければならない。 たとえ単一化過程で民主党が大統領選候補を出せない不妊政党になっても、長期的にはそれが生きる道だ。

金東椿(キム・ドンチュン)聖公会大社会科学部教授

韓国語原文入力:2012/10/22 19:25
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/556916.html 訳J.S(1733字)

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