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洛東江 堆積土 調査せずに政府 "問題ない" 偽り 解明

登録:2010-02-10 09:17
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/403959.html

原文入力:2010-02-10午前08:38:34(887字)
環境影響評価時 表層だけ分析

チェ・サンウォン記者

政府が4大河川事業の一つである‘洛東江再生事業’の環境影響評価過程で、川底の堆積土の汚染有無を調査していなかったことがわかった。さらに政府は最近この事業の工事現場から猛毒性物質が含まれた堆積土が出てくるや、環境影響評価の結果、堆積土に問題がないことがすでに明らかになっているという偽り解明までしたことが確認された。

国土海洋部と釜山国土管理庁は昨年7月に出した<洛東江再生事業(1圏域)環境影響評価書草案>で、2009年7月13日から23日まで11日間にわたり洛東江川底10ヶ所の河川底質(川底堆積層)を調査した結果、汚染度が全て土壌汚染憂慮基準以下と現れたと明らかにした。だがこの報告書には 「(今回の調査は)表層試料を分析した結果なので浚渫土汚染有無を正確に判断するためには堆積層の層別分析が必要だ」とし「今後、ボーリング調査を通じて堆積層別に分析し、本評価時に反映させる計画」という但し書きが付けられていた。川底の堆積土の汚染有無を調査しなかったので本評価書にはこれを調査して入れなければならないという意だ。ところが2ヶ月後の昨年9月出てきた本評価書を見れば、追加調査なしで‘草案’内容をそのまま引用しているだけだ。

これと関連して、環境影響評価遂行業者の東部エンジニアリング(株)は9日「環境影響評価で草案と本案の間の期間が2ヶ月しかなかったことに加え、実際調査できる時間は一ヶ月程度しかなかったが、ちょうどその期間に大雨がきて川底の堆積土を採取できなかった」とし「やむを得ず堆積土調査を事後環境影響評価に延期し環境影響評価を終えた」と明らかにした。堆積土調査をしなかったことを認めた訳だ。

昌原/チェ・サンウォン記者csw@hani.co.kr

原文: 訳J.S